グリム シーズン1-20話『幸せの余波』ネタバレ
青年実業家のアーサーは投資詐欺に遭い全財産を失ってしまう。しかし、妻ルシンダにはその事を言えずにいた。
ルシンダの後見人スペンサーに相談し、ルシンダの継母メイヴィスに援助を求めるが断られてしまう。
その夜、メイヴィスは寝室で休んでいると不審な音が聞こえる事に気づく。音はベッドの下からするようだ…。
恐る恐るベッド下を覗くと――!
翌日の朝、メイヴィスは吹き抜けの玄関ホールに転落している無残な姿で発見されたのだった…。
メイヴィスの娘ティファニーの通報により駆け付けたニック達は現場検証を始める。
最初は事故かと思われたが遺体の目は飛び出し潰れ、家の中のガラスが割れているのを不審に思い事件として捜査を開始するのだった。
20話キーアイテムと人物
今回の一文は『2人はずっと幸せに暮らしました』でした。
これはグリム童話の『シンデレラ(灰かぶり)』からの引用です。
皆さんが良く御存知の童話ですが原作は正直『めでたしめでたし』で終われる様なストーリーではありません…。
⇒グリムがムルシエラゴに対抗する為の機械で高周波を発する事が出来る
⇒スペイン出身のコウモリ型ヴェッセンで何もかも破壊する高周波の音を発する事ができる。スペンサーとルシンダの正体
レビュー
今回は世界中の誰もが知っている『シンデレラ』がドラマのモチーフでした。グリム童話の王道きましたよー(笑)
登場人物達の設定もシンデレラに沿っていたので分かりやすかったです。
ルシンダがシンデレラ、アーサーは王子様、メイヴィス、ティファニー、テイラーは継母と姉達ですね。
完全にシンデレラです(笑)
しかし、この『シンデレラ』であるルシンダはどこかおかしい…。
天真爛漫で笑顔が絶えなくて可愛いのですが浮世離れしています。
アーサーはそんな所が可愛いらしく彼女の笑顔を失いたくない…と詐欺に遭った事を言えずにいます。
アーサーが黙って継母に金の相談をしに行ったのをルシンダは知っていて…金を援助しなかった継母を殺ってしまいました。
彼女はヴェッセン・ムルシエラゴで高周波を発してメイヴィスを転落させます。この高周波により家の中のガラスが割れたのでした。
『可哀想なシンデレラ』のはずが実は犯人だったのです!怖ッ!
『えー!』という感じがしますがグリム原作の『シンデレラ』の本当のストーリーを知っているとこの展開も納得できます。
結構シンデレラ、酷い女ですよ(笑)
人は見た目が90%くらい影響してると思います(笑)
美人は得ですよね(笑)
そして今回、このコウモリ型ヴェッセン・ムルシエラゴに対抗する為にニックがトレーラーから持ち出してきたのが『ムルシエラゴ マトラカ』です。
形はスピーカーマイクのような機械でそれに付いたハンドルを回していくとムルシエラゴの高周波を中和する音が出せる…という代物。
要は同じ高周波同士をぶつけて無効化するのです。
この音は人間であるニックには聞こえないのですがヴェッセンであるモンローは『嫌な音だ〜!』と悶えていました(笑)
最終的に、この高周波をルシンダにブチ当てる事に成功。
しかし瀕死のルシンダでしたが同族で後見人のスペンサーに『もっと早くにこうしていれば…』と言われトドメを刺されます。
スペンサーは無邪気な彼女が暴走するのが分かっていたのでしょうね。…が!
ルシンダは最後の一撃でスペンサーを噛み殺し、ニックとモンローが駆け付けた時には2人共、絶命していました…。何とも言えない終わり方(汗)
そして最後に今回の事件の凶器としてレナード警部に『ムルシエラゴ マトラカ』を渡して『これが凶器です!』と言い張っていたニックが可愛かった〜(笑)
※2018/05/09更新※