グリム シーズン1-21話『セルフコントロール』ネタバレ
森の中をビデオ撮影をしながら進む男女。
2人は森にいる『ビックフット』を探すビックフット・ハンターだった。
もう1人の仲間デイブと無線で連絡を取り『ビックフットを呼ぶ為に雄たけびをあげるんだ』と指示を出す。
デイブが雄たけびを上げた後に2人の背後から何者かが襲いかかってきた…!
この少し後、森にある牧場で馬が得体の知れない獣に襲われる。
牧場の主が銃で追い払う。
主は馬が怪我をしているので獣医に電話をして往診してもらう事に。
そこに現れたのはジュリエットだった。馬の傷を見て一体何があったのか?と聞くが大きな獣がいて囲いも壊された…と言う主。
牧場の囲いを壊す程の獣などいるだろうか?とジュリエットは不審に思い調べていると、壊れた囲いに付いていた『獣の毛髪』を見つけるのだった。
さらに獣の血痕を見つけ主と一緒に追跡していくと…そこには靴が落ちていた。
主が拾ってみると靴には中身…足首からもげているものだった―!
そして、その先には無残に殺された若者の遺体が横たわっていた…。
21話キーアイテムと人物
今回の一文は『皮を脱ぎ捨て 火に投げ入れ 彼は人間の姿に戻った』でした。
これはグリム童話に収録されている『ハンスぼっちゃん はりねずみ』からの引用です。
キーアイテム
世界中で目撃例がある毛むくじゃらの人に似たモンスター。
イエティ、サスカッチ、雪男など呼ばれている。
キーパーソン
コンスタンチン・ブリンカーフォフ。ヴェッセン達のセラピストだが…?
レビュー
出だしはビックフット・ハンター達が自分達を撮っている動画から始まりました。
暗闇の森の中だったので少し古いですが、まるで『ブレアウィッチ・プロジェクト』かと思いましたよ(笑)
このビックフット・ハンター達が襲われた所から始まった今回の事件。
ヴェッセン達の抱える問題を考えさせる事になります。
モンローは最初の頃に改心して『もう人は襲わない』ように努力した、と言っていました。
人間社会で溶け込んで生きていくにはヴェッセンの本能を抑えていかないと過去に人間達に狩られた御先祖達のようになってしまう…と。
火あぶりはゴメンだともモンローは言っていました。実際、彼の祖父は正体がバレてしまい住んでいた農場に火を放たれ亡くなっています。
こうした問題にならないように現代のヴェッセンは静かに暮らしている者が多いのです。
今回はこの『ヴェッセンの本能』を抑える薬が問題でした。
人間もですが安易に薬に頼り過ぎてはいかんな〜と…。
この薬は摂取量が少しでも減ると暴走して変身が解けなくなる…というとんでもない副作用があったのです!
そのせいでモンローの友人ヴィルダーマン(ビックフット型のヴェッセン)ラリーは副作用に苦しみ亡くなってしまいました…。
薬を提供していたヴェッセンのセラピスト・ブリンカーフォフも同じく副作用で暴走し、最後はハンクに撃たれて亡くなります。
今回、この変身した状態をハンクも目撃してしまい(本来は人間には見えない)『こいつは一体何なんだ!』と動揺してしまいます。ジュリエットは牧場で採取した毛髪が人間と何か動物のDNAが一緒になっている『キメラ』だと確認。
ここにきてニックの周りの人間に『ヴェッセン』の存在が感ずかれそうになります…。
果たしてニックはどうするのでしょうか?そんな気になる所で終わっていました。
今回ヴェッセンが変身する事をモンローが『ヴォーガ』(大きな波)と説明していましたので次回からはヴォーガと書いていきますね〜!
※2018/05/09更新※